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職歴が多い人は転職に不利?転職回数を有利に働かせる方法を解説

2022年3月1日

「職歴が多くて転職できるか不安」

「短い在籍期間の職歴はごまかしても大丈夫?」

「職歴がたくさんありすぎて履歴書がまとめきれない」

昨今、転職によるキャリアアップが珍しくなくなったが、職歴が多いとこのような悩みや疑問を感じることがあるじゃろう。

実際、職歴が多いと採用選考に応募しても書類選考すら通過できないこともよくある話じゃ。

しかし、悲観することはない。

不利になる理由を把握すれば、職歴の多さを有利に働かせることも可能じゃ。

今回は、転職したいけど職歴が多くて不安な人に向け、転職成功率をアップさせる方法を解説していくぞ。

 

職歴の多さが転職で不利になる理由

職歴の多さを有利に働かせるためには、ネガティブな要素を理解する必要がある。

まずは、職歴が多いことで不利になる主な理由を3つ解説していくぞ。

 

採用してもすぐに辞めてしまうか心配

職歴が多いということは、1つの企業に在籍している期間が短いことが読み取れる。

そのため、採用担当者は「採用してもすぐに辞めるのでは?」と考えてしまうのは当然のことじゃ。

企業が採用活動をするためには、求人媒体に掲載する費用や採用担当者の工数など、多くのコストがかかっておる。

また、採用後に教育してもすぐに辞められてしまえば、その時間も人件費も無駄になってしまう。

これは、自分が教育する立場になって考えてみるとよく分かるじゃろう。

自分の仕事をこなしつつ、新人に教育していたのに辞められてしまったらどう感じるじゃろうか。

これは企業にとってリスクであるため、職歴が多い人を避ける傾向にあるのじゃ。

 

人間性に問題があるかもしれない不信感

転職するにはさまざまな理由があるが、ポジティブなものだけではなく、ネガティブなものも存在する。

たとえば、

男の子
「人間関係の構築が上手くできないから辞めたい」

「やりたくない仕事を振られたから辞めたい」
女の子
箱入りネコ
「残業したくないから会社を変えたい」

などが例として挙げられるじゃろう。

企業からしてみれば、

「既存社員と衝突するのでは?」
会社員
キャリアウーマン
「仕事を任せることができない」

と疑念を感じてしまうのも至極当然じゃ。

 

計画性がないと思われる

職歴の内容に一貫性がないと

キャリアウーマン
「この人は自分のキャリアのことを考えていないのでは?」

と計画性のなさを心配される。

仕事を遂行するうえで、計画は非常に重要で、行き当たりばったりでは安心して仕事を任せられない。

実務経験が短いうえに保有しているスキルもバラバラであれば、それぞれのレベルの高さも期待できないじゃろう。

「特化しているものがない」ということは、強みになるものがないとも言い換えられるということじゃな。

 

職歴をごまかすのは絶対にNG

転職に不利になる要素が強いからといって、職歴をごまかすことは絶対にやってはいけない。

経歴詐称は、ばれるうえに発覚したら内定取消や採用後でも解雇されるといったリスクしかないからじゃ。

男の子
「なんで書いていないのに経歴が分かるの?」

と疑問を感じる人のために説明をすると、社会保険や雇用保険、年金手帳や源泉徴収票などの履歴が噛み合わなくなるからじゃ。

このことからも分かるように、職歴をごまかしてもほぼ確実にばれる。

つまり、その場しのぎで隠しても通用せず、職歴が多い人は自分の経歴としっかりと向き合わなければならいということじゃ。

 

職歴が多い人の転職成功のポイントと成功例

職歴が多くても就職・転職を諦める必要はない。

ポイントさえしっかりと押さえていれば大きなデメリットになることはないからじゃ。

ここでは、職歴が多い人が転職を成功させるポイントを、成功例を交えて解説していくぞ。

 

職務経歴書は分かりやすくまとめる

職歴が多いと職務経歴書の枚数も増えがちじゃが、目安は1~2枚にまとめることじゃ。

アピールするために、あれもこれも書きたくなるかもしれんが、読んでもらえなければ意味がない。

レイアウトを読みやすく整えるのはもちろん、実績や成果を具体的な数字を挙げて書くようにすると、採用担当者の目も惹きやすいじゃろう。

こうした具体的な実績がない人は、応募企業に合わせた仕事内容にするのもコツじゃ。

例えば、事務職からITエンジニアに転職したい人は「Excelで作業効率を上げた」「簡単なツールを作って従来3時間かかっていた作業を30分に短縮できた」と書けば興味を持ってもらえるじゃろう。

面接で具体的な内容を聞かれる可能性が高いので「どのようなツールを作ったのか」「どんな仕組みなのか」を伝えられるようにしておくことも必要じゃ。

このように、採用担当者が興味を持ち「会って詳しく聞きたい」と感じさせられると、書類選考の通過率も上がるじゃろう。

ただし、実績がないからといって嘘を書くのはNGじゃぞ。

実績がなければ、転職したい業界に向けた実績を在職中に作れるように工夫をするのじゃ。

 

転職理由を言語化できるようにする

「現職が嫌になったから辞めた」「やりたいことと違ったから辞めた」という幼稚かつ感情まかせの転職理由は御法度じゃ。

現職から転職している理由はもちろん、過去の転職においても「どのようにキャリアを考えて転職してきたか」を言語化して、人に伝えられるようにすることが重要である。

業界業種がバラバラでも、転職理由が一貫していれば「計画性を持って転職している」ことを採用担当者に理解してもらうことも可能じゃろう。

ドラゴン
「過去の転職時にはそこまで考えていなかった…」

という人は、前職と現職の共通点を探していくと一貫性を持たせやすいので覚えておくと良いぞ。

「職種は違うけど業界は同じ」「業界は違うが仕事で関わることがあった」なども利用できる。

また、能力面でいえば、コミュニケーション能力や資料作成などは、あらゆる業界業種でも鉄板ネタであるといえるじゃろう。

ただし、よく使われるので、他の人と差別化を図るのであれば「その能力を活かして何をしたのか」具体的なエピソードを加えることも必要じゃ。

 

転職理由はポジティブに伝える

本音は

まほうつかい
「仕事や職場がつまらないから転職したい」
「給料が上がらないから辞めた」
ドラゴン

であったとしても、正直にそれを伝えるのは心象がよろしくない。

転職理由を伝える際には「目標を持って転職し、各会社で実現してきている」「現職ではどうしても実現できないので転職したい」などポジティブに伝えるべきじゃ。

その際、採用担当者から「うちの会社でも目標達成したら辞めちゃうのでは?」と思われないように、腰を据えて働く意志があることも伝え忘れないように。

転職回数の多さも、見方を変えれば多くの経験を積んできて、1社しか勤めたことがない人よりも知見が広いとも言い換えられる。

ようは、物は言いようということじゃな。

長所と短所は表裏一体であることが多いので、煮詰まった際には多角的かつ客観的に分析することをおすすめするぞ。

 

まとめ

職歴の多さは「すぐに辞めるかもしれない」「人間性に問題があるかもしれない」と先入観を持たれやすいので、これらが転職活動時に不利に働くことがある。

しかし、重要なのは職歴の多さではなく、在籍期間や転職理由を見られていることが多いのじゃ。

たとえ在籍期間が短くても、そのなかで実績を残していれば評価が下がることはないじゃろう。

職務経歴書の書き方も工夫ひとつで大きく変わる。

ポイントは、採用担当者も人間であるということじゃな。

自分が採用担当者だったら職務経歴書で何を書かれていたら興味を持つのか、読み手の立場を考えて作成することがポイントなので覚えておくと良いぞ。

それでも、転職活動が上手くいかない人は転職エージェントを利用することをおすすめする。

転職エージェントでは、書類の添削や面接対策を求職者の経歴に合わせてサポートしてくれるので、転職活動の成功率も大幅にアップするぞ。

 

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転職するならDAMA、略してTENDAMAというとある国の王様です。
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