「書類選考は通るのに面接でいつも落とされる」
「変なことは言っていないはずなのに面接官の顔が曇る…」
「面接のNGワードがあるなら知りたい」
転職活動で避けては通れないのが、採用面接じゃ。
コミュニケーションが苦手な人はもとより、人生の転機となる面接となれば皆大なり小なり緊張もすることじゃろう。
そんな採用面接の場で、言ってはならない要注意な言葉があることを知っておるじゃろうか。
一言放てば、面接の雲行きが一気に怪しくなる危険な言葉じゃ。
面接を通過できずに悩んでいる人は、無意識にこれらの言葉を使っているかもしれんのう。
今回は、そんな面接時の要注意な言葉をNGワード集として紹介していくぞ。
志望動機のNGワード
まずは面接時に必ず聞かれるといっても過言ではない、志望動機を伝える際のNGワードから確認していこう。
自己紹介と志望動機のどちらが先に聞かれるかというくらい面接序盤での質問なので、出鼻を挫かれないようにチェックするのじゃ。
自分本位な「成長できそうだから」「研修が充実しているから」
「スキルを身につけたい」
「キャリアアップ(成長)をしたい」
という気持ちから転職活動をする人は非常に多い。
実際、未経験職種への転職時、研修制度が整っていると安心できる。
また、未経験歓迎の企業は研修制度の充実さを求人情報でアピールしていることも多く、
つい志望動機で
と言ってしまいがち。
しかし、これを志望動機にするのはNGじゃ。
企業は自社に貢献してくれる人材を求めているのであって、求職者を成長させるために採用活動をしているわけではないからのう。
うっかり言わないためにも、自分本位な志望動機にならぬよう注意するように。
弊社じゃなくても良いのでは?「〇〇業界に興味があったから」「待遇が良いから」
志望動機を聞かれているのに業界や職種、待遇面を口にしてしまう人も少なくない。
面接官からしてみれば
と、全くもって心に刺さらない。
志望動機を伝える目的は、その企業に対する熱意を伝える場と置き換えることもできるので、これでは面接も通りにくいのう。
「なぜこの企業じゃなければならないのか」が伝わるよう、志望動機を整理することをおすすめするぞ。
それはどの仕事でも同じだから「社会の役に立ちたい!」「人に感謝されたい!」
目も当てられない志望動機が
じゃ。
耳当たりは良いかもしれぬが、そもそも仕事とは社会や人に貢献することで成り立っていることをスッカリ忘れてしまっておる。
製品やサービスが役立つからこそ、提供された側はその対価を支払っているわけじゃ。
面接官からしてみれば
と、心配になるレベルのNGワードなので断じて口にするでないぞ。
自己アピール時のNGワード
ここでは自己アピール時のNGワードを紹介していくぞ。
アピールしようとして”イタい奴”認定されていないか確認していくのじゃ。
面と向かって話しているのに「コミュニケーション能力に自信があります!」
業界職種問わず、むしろ社会人として必須なコミュニケーション能力。
実際、苦手な人も多く、企業からは円滑なコミュニケーションができる人物は求められておる。
しかし、これは面接の場で言うことではない。
と疑問に持つ人もいることじゃろう。
しかし、よく考えてみて欲しい。
書類上でアピールするならまだしも、面と向かって話しをしているのに「コミュニケーション能力自信あります!」と言ってどうするのだろうか。
面接官からしてみれば
と心の声が聞こえてきそうじゃのう。
このコミュ力アピールは面接で言っている人も多く、正直なところ印象にも残りにくいうえに、他の求職者のなかに埋もれがちじゃ。
それでもアピールをしたいならば、どのように能力が高いのか具体例を出して差別化を図るようにすることをおすすめするぞ。
具体例のない「努力できます!」「頑張れます!」
努力や辛いことでも頑張れる人間であることをアピールしたい際には、具体的なエピソードを添えることは必須じゃ。
ただ
と伝えられても、それが凄いのか、評価できるものなのか面接官は全くイメージできない。
優しい面接官であれば話を掘り下げてくれるかもしれんが、大抵は思慮不足として扱われる。
そもそも「努力」や「頑張り」は誰しもがしていることじゃ。
これらをアピールするからには、それによって企業に貢献できることを伝えるように工夫するべきじゃな。
退職理由や逆質問時のNGワード
退職理由(転職理由)の確認や「何か質問はありますか?」と逆質問をされることも面接では日常茶飯事。
ここにもNGワードが潜んでいるので気を抜くではないぞ。
退職理由で前職(現職)の悪口はNG
退職理由は必ず聞かれる質問ですが、
など、前職(現職)のことを悪く言うのは心象が良くないのでNGじゃ。
キャリアアップをはじめとする前向きな理由を伝えるようにすると当たり障りがなく済むぞ。
調べれば分かることを面接の場で聞くのはNG
面接終盤で飛び出すのが、求職者に対して「何か質問はありますか?」という逆質問。
せっかくここまで順調だったのに、気を抜いた質問をしてしまえば印象がひっくり返ることもあり得る。
特に、会社のホームページを見れば分かるような質問をすると
と悪い印象を最後に与えて面接が終了してしまう。
終わり良ければ総て良しという言葉があるが、その逆もまた然り。
終わりの印象が悪ければそのまま尾を引いてしまうこともあるじゃろう。
「入社までに身につけた方が良いスキル」「活躍している人の特徴や共通点」などを聞くと、入社意欲が高いことを感じてもらえるので工夫してみると良いぞ。
まとめ
採用面接で失敗しがちなNGワードを紹介してきたが、共通していえるのは「自分本位」「不勉強」「具体例がない」じゃ。
あらかじめ質問される内容を想定して回答をある程度準備している人も多いが、その際は自分が面接官だったらこの回答をされて採用したいと思うか否かを考えながら準備していくことをおすすめする。
相手の立場になって考えれば、そもそもNGワードは飛び出さないはずじゃからのう。
面接に自信がない人は転職エージェントの利用もおすすめじゃ。
求人紹介以外に、書類の添削や面接対策を行ってくれるので転職の成功率が高まるぞ。