「第ニ新卒の転職は難しいって聞くけど本当かな?」
「社会人経験が少ないから、第ニ新卒での転職は不安…」
など、社会人になって短期間での転職に不安を覚える、第二新卒の方は少なくないのではないだろうか。
確かに第二新卒だからと懸念されることがあるのも事実。だが、「第二新卒だから」という理由で歓迎されることもあるのじゃ。
今回は企業側が第二新卒の何に不安を覚え、期待を抱いてるのか説明していくぞ。
第二新卒に対する評価を知り、少しでも不安を払しょくし、お主の転職に役立ててもらえれば幸いじゃ。
第二新卒での転職が難しい理由
「第二新卒での転職は難しい」と、一度は聞いたことがあるのではないじゃろうか。
なぜ、第二新卒の転職は難しいと言われるのか。理由を説明していくぞ。
スキルが身についていない
まず、一つ目の理由が「スキルが身についていない」からじゃ。
スキルというのは、仕事をしていく中で身についていくもの。1年や2年働いただけでは、十分なスキルを身に着けるのは難しい物じゃ。
長年経験を積んできたキャリア層に、スキルで勝るのは至難の業といえる。
特に即戦力を求めている会社に、第二新卒のスキルで入社するのはなかなかハードルが高い物となるじゃろう。
すぐに退職するのではという懸念
二つ目の理由が、早期の退職が懸念されるからじゃ。
会社としては、採用した社員にはできるだけ長く働いてほしいと思うものじゃ。社員を採用し教育して一人前に育てるのは、時間もコストもかかるもの。
手間暇かけて育てた社員に早期に辞められては、会社としても大きな痛手になる。
入社してから数か月や数年程度で会社を辞めてしまった第二新卒に対しては、採用してもまた同じようにすぐ辞めてしまうのではないかと懸念する企業も少なくないのじゃ。
第二新卒ならではの魅力もある
ここまで聞くと
と、不安になってしまうかもしれないが安心するのじゃ。
第二新卒は企業にとって全く魅力がないわけではない。第二新卒ならではの魅力もあるのじゃ。
企業は第二新卒の何に魅力を感じるのか、説明していくぞ。
社会人の基礎を身につけた若手の人材を獲得できる
企業にとって、会社の将来を支える若手社員は貴重な存在じゃ。
若手の人材を獲得するには新卒採用を行うのも、もちろんいい。ただ、新卒の社員を採るとなると、社会人としてのマナーや基本的なビジネススキルを身に着けさせるために研修をしないといかん。そのため、社員を育てるコストや手間が、どうしてもかかってしまう。
その点、第二新卒は社会人を経験しているため、社会人としての基礎は身についておる。コストも手間もかけずに戦力となる若手人材を獲得できるのは、企業にとって大きな魅力になるのじゃ。
柔軟性が高い
柔軟性の高さも、第二新卒の魅力の一つじゃ。
仕事の進め方や風習などは、それぞれの会社によって異なるもの。社会人経験が長くなると前の会社での慣習や仕事の進め方が身についていて、転職先のやり方にフィットするのが難しくなってしまうこともある。
前社にそれほど染まりきっておらず、スムーズに新しい就職先に適応できるのは第二新卒ならではの魅力と言えるのじゃ。
意欲の高い人材が採用できる
意欲の高さを評価する企業もある。
特に第二新卒はスキルの部分ではまだまだ未熟な部分も多く、意欲の高さを重視する企業は少なくない。
意欲の高い人物は入社後の活躍も見込め、会社にとっては期待の存在となる。
社会人としていろいろ経験を積む中で、自分が本当にやりたいことが見えてきたり、目標が見つかることもあるじゃろ。
その意欲や熱意をしっかりアピールすることができれば、高い評価につながることもあるのじゃ。
第二新卒に求められるものを理解して転職活動に臨もう
第二新卒の転職では、新卒でもなくキャリア層でもなく第二新卒ならではの基準で評価されると理解しておくことが大切じゃ。
新卒のように社会人としての基礎が身についていない状態ではいかん。
キャリア層のように十分なスキルを身につけている必要はないが、その分ポテンシャルや意欲を示せないようでは厳しいじゃろう。
第二新卒で転職をするのは決して無理なことではない。
しかし、第二新卒の武器を上手く使えなければ苦戦を強いられる可能性が高い。反対に、第二新卒の武器を活かせれば、転職を上手く進めていけるだろう。
紹介したポイントも参考にしながら、第二新卒ならではの魅力をしっかりアピールして転職活動に挑んでほしいのじゃ。
まとめ
第二新卒には第二新卒ならではの魅力もあり、第二新卒を求める企業は確実にある。
現に求人サイトなどにも「第二新卒歓迎」の求人はたくさん出ておるので、どんな企業が第二新卒を求めているのか一度目を通して見るといいじゃろ。
第二新卒は採用を不安視される要素も持っているが、それをカバーできるだけの魅力もある。
転職をしたい気持ちがあるのなら、不安がらずに安心して転職活動に臨むのじゃ。