中途採用の面接で企業が「スキル以上に求めていること」とは？

中途採用の転職といえば、どうしても即戦力が求められるもの。

新卒入社とは違い「できて当然」と思われるのはいたしかたないことじゃ。

では具体的に何ができればいいのか？

どんなスキルが必要なのか？

そこがわからないと、中途採用の転職は上手くいかない。

もちろん即戦力として活躍するため「スキル」は絶対的に必要になる。

でも、少し立ち止まって欲しい。

スキルばかりに目がくらんでいないかの？

企業が中途採用の面接を行う際、「スキル以上に求めていること」があるのを知っているか？

 ［年代別］企業が中途採用面接で求めるスキル一覧

まずは、中途採用において一般的に「できて当然」と思われるスキルを見てみるとしよう。

ただ、求められるスキルは業界や職種によって違うので、

今回は「創業20年のIT企業のバックヤードに転職するとき、最低限必要なスキル」としてみていくぞ。

※20代で得たスキルであれば、40代になっても当然できる前提で書いておる。

 

 

先にも述べたように、職種や業種によって具体的に必要とされるスキルは異なる。しかし、年代別でくくればほとんどの企業が一致するじゃろう。

20代の転職では「指示されたことが完遂できるかどうか」を見られる。

若いうちは1人で出来ないことがあって当然じゃ。でも、今回ご紹介したスキルは「できて当然」のことばかり。

IT企業に転職してブラインドタッチができないのでは、仕事にならんじゃろう。

昨今office系ソフトを使わない企業もあるが、バックヤードとなるとWORDやEXCELが使えないと困る仕事のほうが圧倒的に多いのじゃ。

電話応対は企業で働く社会人として、絶対に必要なスキル。お客様ときちんと敬語で会話ができないのでは、話にならん。

 

30代の転職では「言われたことはできて当然、プラス何ができるか」を見られる。

20代で得た経験を、30代になり自分でどう活かしているかが重要じゃ。部下のマネジメントだって、大事なスキルじゃ。

また、自分で考えて行動する力も求めらる。上司から言われた目標をただ遂行するのは20代まで。

企業が中途採用で30代を採るとき、20代とは比べものにならないほど厳しい目が光るからじゃ。

 

40代の転職では「部下を教育し、会社の利益になる行動ができるか」が見られる。

ひとりで結果を出せるのは当然であり、部下の教育ができるのも当たり前だと思われている年代じゃ。

現実的な話をすると、40代でマネジメント経験がない人が転職するのは非常に難しいかもしれん。
（もちろん不可能ではないが、転職するときに職種がかなり限定される）

そして、ここからが本題じゃ。スキルよりもっと大切で、且つ、企業の採用担当者が重視している点を話してやろう。

 

中途採用でスキルより大切なのは「素直さ」

年齢が上がるほど「素直さ」を維持するのは難しくなるものじゃ。

先ほどお伝えしたスキルは、あくまで最低限必要なスキルの話じゃが、結局のところ、そのスキルを扱う人が「どんな人なのか」が1番重要になってくる。

例えば、30代で転職したい人がバリバリの経験者で、スキル的に非の打ち所が全くない人だったとする。

自信に満ちあふれていて

という人、このエピソードだけなら、すぐに中途採用でも受け入れられてもおかしくない。

でも、そのバリバリの経験者が「素直さが足りない」という理由だけで不採用になった例をいくつも知っておる。

理由は簡単じゃ。

バリバリの経験者で自信に満ちあふれていても、それが1人よがりだったらどうじゃろうか。

上司の意見そっちのけで、自分の意見を押し通す人だったら？

間違いを指摘されたとき、謝れない人だったら？

会社はチームで成り立っておる。最初から最後まで1人で完成する仕事なんて、なかなかないからじゃ。

そして「中途採用」とは、当然ながら「途中から入ってくる人」。

100点満点スキルの即戦力だとして、その即戦力が途中から入ってきて「チームの輪」を乱したら大変じゃ。

企業の採用担当者は、スキル以上に、中途採用において「素直さ」を重要視しているんじゃ。

 

まとめ

中途採用で転職するときに、企業が「スキル以上に求めていること」について話してきたが如何じゃったろうか。

スキルがあっても素直さがなければいけない。

逆に、素直さだけがあっても、中途採用で転職を成功させることは難しい。

最終的には「転職したい企業が何を求めているか」を分析することが1番大事ということじゃ。

転職は大変なことも多いが、明るい未来が待っていると信じて、がんばるのじゃ。

 

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