「仕事を辞めたいけど言い出せない」
「引き留められるに決まってる」
「忙しいのに抜け駆けみたいな気がする」
「退職」を伝えるのは、とても言いにくいものじゃ。
笑顔で送り出してもらえるのが理想的じゃが、実際のところ「円満退職は難しい」と考えている人は多いはず。
結論から言おう。
無理して円満退職する必要はない。
しかし、「なるべく円満退職したい」というそんなお主のために、問題解決して円満退職するための手順をお伝えする。
【手順1】なぜ円満退職が難しいのか?原因を探ってみよう!
お主は既に退職の意思があり、「退職したいのにできない」という段階じゃな。
どうにか円満退職する方法がないかと探しているうち、この記事にたどり着いたのではないかと。
「もう明日にでも逃げ出したい!一刻も早く辞めたい!」という精神状態になっていたとしても、一度、立ち止まってほしい。
お主が会社を辞めたいと思った理由はなんじゃろうか?
もちろん退職理由は人それぞれじゃ。上司が嫌だから、人間関係が悪いから、ちゃんと教育してくれないから、自分がこの仕事に向いていないから…。
あげればキリがないが、必ず理由はありはずじゃな。
その「退職理由」を掘り下げてほしいのじゃ。
ここで、具体的な手順を紹介する。
まずは考えられる退職理由を、すべてノートに書き出してみるのじゃ。
例えば「仕事がつらいから辞めたい」だとする。
1)仕事がつらいから辞めたい
2)→なぜつらい?
3)上司に怒られるから、結果が出せないから、面白くないから
4)→なぜ、上司に怒られるのか?
→なぜ、結果が出せないのか?
→なぜ、面白くないのか?
…という具合に、「なぜ?なぜ?」とひとつずつ自問自答して掘り下げていく。
例えば上記の場合、本当に辞めたい理由は「仕事で結果を出せず、毎日が面白くなくなり、やる気を失っているところへ上司に怒られるという負の連鎖になっているから」かもしれない。
だとしたら、「仕事で結果を出せていない」ということが根本原因の可能性があるはおず。この部分をはき違えて「上司が嫌で辞めたい」と思っている者が相当数いるのが事実じゃ。
このようにまずは掘り下げて、お主が退職したいと思う根本原因を突き止めていくのじゃ。
【手順2】円満退職するために、問題を解決してみよう!
退職したい原因が明確になったら、それを問題解決できないか行動してみるのじゃ。
あくまで無理をしないことが大事じゃ。
前述した例で説明をする。
「仕事で結果を出せず、毎日が面白くなくなり、やる気を失っているところへ上司に怒られるという負の連鎖になっている」
これが原因であれば、まずは「やる気を失っている」自分を直さないといけない。なぜなら上司が怒っている理由はお主の「やる気の低下」だからじゃ。
カラ元気でも「やる気を見せる」ことは誰でもできるので、比較的簡単にクリアできそうじゃ。
もし上司が怒る理由が「やる気うんぬん」ではなく、「仕事で結果を出せない」ことに怒っているのであれば仕事で示すしかないじゃろう。
もちろん、この場合はハードルが上がる。
「円満退職が難しいから方法を探しているのに、なんで仕事を頑張らなければいけないんだ!」と思ったかのう?
しかし「円満退職が難しい」と考えているのは、誰でもないお主自身じゃ。
ちょっと厳しいことを言うかもしれんが、お主自身が難しいと考えているなら、その原因を探り、問題解決しないと、お主が思い描く円満退職にはならないのじゃ。
大事なのは行動してみること。
でも、無理はしないでほしい。
「退職したい」というメンタルのときに負荷をかけすぎると、うつ病や自律神経失調症の原因になりかねん。
難しいかもしれないが、冷静になって自分の気持ちに向き合ってほしいと思うのじゃ。
【手順3】解決できないときは、割り切ってみよう!
手順1、手順2は、人によってはかなり辛い作業になっているかもしれん。
今までご紹介した方法は「どうしても円満退職したいなら」という方法じゃ。
でも、お主がどんなに頑張っても、お主に全く否がなかったとしても、解決できないことはある。
それはお主のせいではない。
そんな時は自分を攻めず、「自分が退職するのは会社のせいだ」ぐらいの勢いで、割り切って前に進んでもいいと思う。(もちろん自暴自棄になってはいけない)
記事の冒頭で「無理して円満退職する必要はない」とお伝えした。
辞めると決めているなら、辞めてしまえばいいのじゃ。
退職の意思を伝えることで、チームが冷たい目を向けてくるかもしれない。上司から猛烈な引き留めにあうかもしれない…。
そんな不安があるのは、誰しも同じこと。
お主だけではない。
うその理由でラクに辞めたいのであれば、他のサイトで紹介されているように「建前の退職理由」を伝えてもいいと思う。
「退職/理由/一覧」で検索すればたくさん出てくるしの。
「結婚します」「キャリアアップしたいです」「実家の母が倒れました」など、理由はいくらでも作れる。
お主が「どう在りたいか」が判断の分かれ目じゃ。
まとめ)
今回は、人によっては重い内容になってしまったかもしれん。しかし、「円満退職が難しい」と考えているのは、誰でも同じじゃ。
それでも、やることは二つ。
・円満退職ができないと思う原因を見つけ、解決する
・円満退職ができないなら、無理せず割り切って前に進む
大事なのは自分自身。お主の将来のため、自分のために、次に向かって進んでいけることをお祈りしておるぞ。