「困っている人を助けたい」
「誰かを笑顔にできる仕事がしたい」
「お金は二の次、人の役に立ちたい」
様々な理由はあれど誰しもが「世の中の役に立ちたい」と思っておるじゃろう。
しかし、具体的に「どう役に立ちたいか」をイメージできておるか?
そこのイメージができていれば、おのずと自分の進むべき道が見えてくるはず。
今回は、「世の中の役に立つ仕事がしたい!」と思ったときの考え方や具体的に「世の中の役に立っている仕事」を職種別に紹介する。
どんな仕事も「世の中の役に立つ仕事」と言える
一般的に考えて「世の中の役に立つ仕事」といえば、何が思い浮かぶじゃろうか?

そうじゃな、介護職なんかは、直接だれかのお世話をすることが多い仕事なので、イメージがしやすいはずじゃ。
そして、接客業などのサービス職も、お客様に満足してもらったり、人を笑顔にすることが仕事なので、こちらも「世の中の役に立つ仕事」と言えるじゃろう。
しかし、ここで伝えたいのは、介護職やサービス職でなくとも、「世の中の役に立つ仕事」はたくさんあるということじゃ。
例えば、事務職なら、営業のサポートをしたり、会議の資料を作ったりなど、役に立っておる。
プログラマーも同じじゃ。1日中パソコンに向かって淡々と業務をこなしているようでも、それは「誰かの」エラーを直しているかもしれないし、誰かの役に立つソフトを作っているかもしれない。
どちらの仕事も「世間と繋がっている」がキーワードじゃな。
「世間と繋がっている」=「世の中の役に立つ仕事」と言えなくもないじゃろう?

これはどんな職種にも当てはまる。
仕事というものは、必ず、誰かの役に立っている、つまり世の中の役に立つ仕事なんじゃ。
そもそも世の中にニーズがあるから「提案したり」「作成したり」「販売したり」するわけじゃからな。それに対し対価をいただく。
だからこそ、どうすれば「世の中」と繋がれるのかという部分を具体的なゴールとしてイメージしてほしいんじゃ。
【職種別】世の中の役に立つ仕事
それではここから、いくつかの職種を例に出し、具体的に世の中にどう役立っているのかを考えていくとするかの。
もちろん、ここに書かれていることが全てではない。
ぜひ、自分自身の考えるキッカケにしてもらえたら嬉しいぞい。
ホテルのコンシェルジュ
フロントと混同する人も多いのじゃが、ホテルのコンシェルジュは、専門の仕事とされており、人気も高い職種じゃ。
仕事内容は、ホテルに宿泊しているお客様のあらゆる要望に応えること。
ときには外国人客のリクエストに応じることもあるため、ほとんどのホテルで高い語学力を求められる。
お客様から直接感謝の言葉をいただける仕事なので、「世の中の役に立ちたい」と思っている者には天職になるじゃろう。
しかし一方で厳しい面もある。お客様は千差万別、様々な要望やトラブルも発生するため、臨機応変に対応できる力は必須じゃ。
そして、どんなときも笑顔で丁寧に対応するため強靭な精神力も養わなければならない。
なかなかハードな仕事ではあるが、お客様の笑顔に触れられる、やりがいのある職種じゃ。
介護職
介護を必要としている高齢者や、障がいのある方の、身の回りのお世話をする仕事。
「おじいさんやおばあさんが好きだから」という理由で、介護業界に飛び込む転職者も多いのじゃが、実はここが注意点。
これも先ほどのコンシェルジュと同様じゃが、様々なタイプの人がおるということじゃな。
みんながみんな、ワシみたいにニコニコした優しいおじいさん(誰がおじいさんじゃ!!)ばかりじゃなく、現実に疲れて退職してしまう人だっておる。
また、介護の仕事はイメージしている以上に過酷な環境であるため、体力的にも辛い仕事といえるじゃろう。
精神的、肉体的にも辛い仕事じゃが、やはりお年寄りから感謝されると「世の中の役にたっている」と実感できるじゃろう。
介護職は「慈愛の精神」が全てじゃと思っておる。介護が必要な人の支えとなり寄り添うという気持ちが1番大事なんじゃ。
経営コンサルタント
経営コンサルタントの仕事は、「困っている会社のサポートをする」こと。
仕事内容は多岐に渡り、「経営難だから根本的な資本から見直したい」「新しい事業を立ち上げたいから調査をしてほしい」などといった、ありとあらゆる難題が課せられる。
大小規模もさまざまで、何億円という案件になることもあるのじゃ。
非常に難しい仕事なので、誰でもなれるわけではない。会社によっては公認会計士や中小企業診断士などの国家資格取得を最低条件としている所すらある。
しかし、やりがいは十分。
自分が携わったおかげで「その会社の事業が成功した」や「売り上げアップに貢献できた」といった目標が達成できた時は「世の中の役に立った」と言える瞬間じゃろう。
また企業の規模が大きいほど、そこで働く従業員全員の役に立ったといっても過言ではない。
クライアントと一心同体となり、課題を解決したときの嬉しさは何ものにも変えられないじゃろう。
人事採用
人事といってもいろいろな仕事があるが、ここでは「採用」に絞って話をする。
人事採用という仕事は、仕事を探している者の人生を左右するとても重要な仕事じゃ。
「入社したい」という人の適正を見て、いま置かれている環境を見て、「自分の会社に入ってその人が幸せになれるか」を判断しなければならない。
さらに、所属する部署への影響も考える必要がある。「採用したあとに、部署の役に立てるだろうか」「適正はあるだろうか」など、あらゆる可能性を考え、採用を決定する。
最終的には、会社の役に立てる人を採用しなければいけないので、いろんな角度から分析もする。
大変な仕事じゃが、採用した者が楽しく働き、ひいては会社に貢献できた時点でお主のミッションは達成、「世の中の役に立つ仕事」だったと言えるじゃろう。
まとめ
「世の中の役に立つ仕事」というテーマで伝えたが、如何じゃったか。
前述したとおり、
「世間と繋がっている」=「世の中の役に立つ仕事」ということを覚えておいてほしい。
今「誰かの役に立ちたい」と考えているなら、どうすれば「世の中と繋がれるか」を考えることが重要じゃ。
お主が「世の中の役に立つ仕事」をし、幸せな生活を営めることを祈っておるぞ!