教科書シリーズ Vol.3 消防設備士の教科書 | 転職するならDAMA|全国の転職・求人情報を検索

教科書シリーズ Vol.3 消防設備士の教科書

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〇〇の教科書と題して、各職業をピックアップし、紹介していくぞ。第3回目は「消防設備士」じゃ。

1.消防設備士という仕事とは?

消防設備士というのは、火災から人々を守るためにとても大切なお仕事なのじゃ。

どうじゃろう?火災報知器や非常ベル、消火器や消防ポンプなんかを目にしたことが誰しもあるのではなかろうか。消防設備士というお仕事は、そういった建物に設置されている火災報知器や消火器、スプリンクラー、消防ポンプなどが適切に動作しているかを検査・改善する国家資格を必要とするお仕事じゃ。実際に火災があったと時にちゃん火災報知器が働いて、火災ベルを建物内にいる人々に鳴動させ、火災をいち早く知らせる役目がある。正常に動いていなければ、逃げ遅れに繋がったりするから危険じゃ。

マンションやビルはもちろん、学校やショッピングモールや映画館、などほとんどの建物に人々の安全のために設置と定期的な点検が義務づけられておるのじゃ。

一軒家のお家にはついていないところもあるかもしれんが、マンションなら必ずと言って良いほど各部屋に設置されておるし、共用部の廊下や階段などに消火器なんかもおいてあるはずじゃ。

ショッピングモールなどに買い物に行った際も天井を見れば丸い形をした火災報知器は必ずついているし、建物内や敷地内には消火器は一定の感覚で必ず設置されている。

また駐車場などの天井には火災報知器がついてさらにスプリンクラーなんかもついておる。

普段特に気にしていなければ、あまり目には入ってこんかも知れんが、ちょっと意識してみると意外にたくさんの消防設備に気がつくはずじゃ。

2.消防設備士に必要なこと・求められること

ひとつひとつきっちりと確認していく確実性が大切じゃ

  • ・正確性
  • ・的確性
  • ・電気の知識
  • ・不調を見抜く力
  • ・効率さ
  • ・丁寧さ
  • ・先を読んだ行動
  • ・お客様とのコミュニケーション
  • ・従業員同士のコミュニケーション

この辺がザッと思いつくところじゃな。

まあ個人的にわしが思う一番は何かというと、「人の命を守るということに繋がる責任感」ではなかろうか。

この姿勢があれば、立派な消防設備士になれることじゃろう。

3.消防設備士の1日の大まかな流れ

各会社や現場により出勤時間などは変動してくるぞ。マンションなどに点検に行く場合はだいたい朝9時から夕方ぐらいまでに点検を終わらせるし、ショッピングモールやお店などは閉店後の夜21時から朝の5時とかの夜間の時間帯に点検を行うことも多い。学校なんかは土曜日や日曜日や祝日などの生徒さんが来ない日に仕事が入ることが多いのう。

ここでは、朝から夕方の時間帯を一例に出してゆこう。

8:00 出勤〜出発前の準備
・点検に必要な必須道具の準備と点検
まず出勤したら、その日に使用する必須道具の準備と点検を行う。
基本的には使用する道具はどの現場でも同じものを持っていくことが多いが、
現場によっては、高さのある脚立が必要だったり、懐中電灯が必要なこともある。
火災を感知する設備を感知器と呼んだりするのじゃが、熱を感知するものや煙を感知するものもある。
それにより使用する道具も備品も変わってくるので、忘れ物がないように準備が必要じゃ。
必要道具と備品が準備できたら、車に積んで現場へ出発じゃ。
・予定時間の少し前に安全に到着して、開始時刻までにある程度準備を行う
例えば大型のタワーマンションなどの消防設備点検の場合だと、全住居の各部屋やベランダの非常ハシゴ。廊下や階段などの共用部等を点検するとなると毎日4名5名で現場に行き、期間でいうと1ヶ月ぐらいかけて点検を行う。
階ごとに日程と時間が決められているため予定通りの時間内に終わらせる必要がある。
・各配置につき、それぞれの消防設備士が点検していく
各消防設備士が一件ずつ住居を訪れて各部屋の火災報知器やベランダにある非常ハシゴ等が正常に動いているか、おかしいところがないか順番に点検していく。
点検方法としては、各部屋にて現地で点検するものと、受信機といって火災報知器がどこで発報しているか確認するものとの担当に分かれる。
例えば、住居の各部屋にいるものが現地より実際に火災報知器を発砲させ、その信号を管理事務所などにある火災受信機に信号が正常に通信できているか確認することで、何号室で火災が発生しているかがわかるということじゃ。
その要領で、予定通りの件数までどんどん点検を行っていく。
12:00〜休憩
午前中に予定通り終われば、お昼の休憩じゃ。
マンションなどでは基本的に12:00〜13:00の間は訪問は行わない。住民の方もお昼ご飯を取られることもあるからのう。
休憩中は車で休憩したりしてゆっくり体力温存じゃ。

さて、13:00から点検再開じゃ。

お昼から再度住居を訪問したり、空いた時間で消火栓やエレベーター内の火災報知器の点検。非常階段の蛍光灯など住居以外の部分のを点検していくぞ。

大型のタワーマンションなどとなると50階建てのものもある。その際、50階から1階まで自分の足で降りながらひとつひとつ階段の踊り場などについている蛍光灯を点検していく。登りよりはもちろんマシじゃが、下りもなかなか膝にくるから初めはあまり飛ばしすぎないように注意が必要じゃぞ笑。フォッフォッフォッ。

消防設備士の点検は多岐にわたる。消防に関する設備全般を点検していくのじゃが、よく目にすることも多いが出入り口などの頭上に人が走っている図が掲載されている緑の非常口案内の蛍光灯を取り替えたり、建物内全ての非常用スピーカーもちゃんと鳴っているか全て聞いて確認するぞ。そして消火器を建物にあるもの全て点検し、必要であれば消火器内の粉末を現場で入れ替える事も行う。

その他、屋上に上がって貯水タンクを点検したり、地下にある消防ポンプを実際に起動して支障がないか確認していく。
先にも出てきたが火災報知器にも熱で感知するものもあれば煙で感知するものもある。その感知器も設置場所が頭上5メートルの高さに設置されている事もある。もちろんそれも点検必須じゃ。時には2メートルぐらい高さのある脚立に乗り、そこから点検する道具を目一杯伸ばし5メートルの高さにある感知器を点検する事もある。
他には、屋内消火栓・屋外消火栓・スプリンクラー・泡消火設備・不活性ガス消火設備などに関するものや、自動火災報知器・非常放送設備・ガス漏れ火災警報設備など様々な設備を点検していくぞ。

4. 消防設備士の魅力ややりがい

やはり人の役に立ちたい、人のために仕事がしたい!という者にはもってこいの仕事ともいえよう。さらに、年配になってもできるお仕事なので長い間現役として活躍できる仕事でもあるのう。わしの知り合いの方は、75歳で現役バリバリじゃったぞ。

重量物を持つなどはあまりないが、マンションの現場を例とすると、一日中建物内を歩き回り、屋上からすべての住居、そしてすべての共用部、地下や駐車場や自転車置き場や倉庫など建物内すべての部屋を周り点検を行うため、結構体力を使う仕事といえよう。
しかし、このひとつひとつの点検がもしも火災が発生した時に素早く様々な人に知らせることができ、その結果人々を救うことに繋がるとても大切でとてもやりがいのある仕事なのじゃ。

後は、普段絶対に入れないところなどにいくことができるぞ笑。

あまり詳しくは言えんが、あるご自宅に行くと芸能人の方が出てきたなんて事はめずらしくないし、有名人の家に入るなんてことは結構ある。

その他でいうと、閉店後のデパートやショッピングモールに入ることなんて事もあるし、病院や駅、消防署や休みの学校を点検する事もある。球場や映画館、ありとあらゆる建物が消防設備士の仕事場じゃ。

日々の出来事をひとつひとつ吸収して経験を積み重ね、様々な状況での判断基準を磨き、自己成長できるように心がけていれば、自分で現場をコントロールしてとても充実感を感じることができる。

そうなるとさらに楽しく、やりがいを感じられ立派な消防設備士になれること間違いなしじゃ。

頑張り次第ではアルバイトから正社員になりそして現場責任者や管理者になったり、独立して企業する事も難しくない。

そして、消防設備士という資格は国家資格のため、一生もので一生使える。

そして何より人の為に働いているという幸せを感じられる本当に充実した仕事と言える。

5.消防設備士のメリット

メリットいってみるぞ!

  • ・人の役に立つ
  • ・専門技術が身につく
  • ・独立を目指しやすい
  • ・建物に関する知識が身につく
  • ・電気関係にも詳しくなる
  • ・長く働くことができる
  • ・普段いけない場所にいくことができる
  • ・芸能人、有名人の家に行く事もある
  • ・管理する立場になると、マネジメントスキルも身につけることができる
  • ・優先順位や効率を考えながら仕事をするスキルがつく
  • ・チームワークが必須のため相手の気持ちを汲み取るスキルが身につく
  • ・学歴に関係なく活躍できる
  • ・出世が早い
  • ・資格を取ればどんどん昇給できる会社が多い
  • ・なにより社会に貢献していると感じることができる

たくさんあるのう、メリット祭りじゃ!

6.消防設備士のデメリット

続いて、デメリットじゃ!

  • ・夜中の仕事もある
  • ・一日中歩き回ることが多い
  • ・夏は暑い、冬は寒い
  • ・土日は関係ない
  • ・火災報知器は24時間稼働しているので、まれに不具合で現場に行く事もある
  • ・ピークタイムは頭の回転と体力が必要
  • ・忙しい時期は、日勤夜勤と続く事もある
  • ・現場では優先順位を考えながら動く必要がある
  • ・一般的な会社に勤めているパートナーや友人と休みが合いづらい

点検できる時間なども限られている現場などが多いので、基本的には現場に合わせた時間帯での動きとなるかのう。

7.消防設備士の楽なところ

ここはあくまでもわしの独り言じゃぞ。笑。

休憩時間は、昼寝できたのう。。

8.消防設備士の辛いところ

楽な仕事を選ぶでないぞっ!

  • ・朝から深夜までなんて事もあるので時間的拘束が長い時がある
  • ・深夜から翌朝までなんて事も多い
  • ・基本的には歩きっぱなしのため、体力を使う
  • ・現場によっては、服や髪の毛が臭くなったり汚れたりすることもある
  • ・暗〜い場所にも行ったりする(明かりの確保は懐中電灯のみ・・)
  • ・点検の状況により帰りの時間が遅くなることもある

毎日の現場により状況は変動する。またそれも楽しいところじゃがな。

9.消防設備士に向いている人

このような人は向いているじゃろうな。

  • ・人のために働きたい人
  • ・色々な人を助けたい人
  • ・消防士に憧れたことがある人
  • ・電気系統が好きな人
  • ・色々な場所へ行ってみたい人
  • ・手に職をつけたい人
  • ・達成感を味わいたい人
  • ・挑戦したい人
  • ・長く働きたい人
  • ・チームワークで働くことが好きな人

人のために働きたいというのは立派な志望動機じゃ!(笑)

10.消防設備士で身につくスキル

国家資格という事もあり、一生ものの手に職がつけられるぞいっ!

  • ・火災に関する知識
  • ・建物に関する知識
  • ・電気の知識
  • ・設備に関する知識
  • ・図面を見るスキル
  • ・チームワーク
  • ・マネジメントスキル
  • ・細かな気遣い
  • ・常に変動する状況の把握力
  • ・慌てずに対応できるスキル
  • ・対人スキル
  • ・コミュニケーションスキル

小さい規模の会社で働くもよし、消防設備士が多数いる会社で働くもよし。それぞれの会社が受け持っている現場は様々じゃから色んな現場を知りたければ、色んな会社へ行くのもよし、またひとり親方として色んな会社のヘルプとしてやっていく人もおるから、働き方の幅は結構広いかもしれん。

11.消防設備士に必要な資格

これはもう間違いなく消防設備士じゃ。あと強いて言えば基本的に道具を積んで車での移動となるので、普通自動車免許は持っておいた方がよいし、無くてもよいが電気工事士など持っていれば重宝されるじゃろうな。ここでは、消防設備士の資格について説明してゆこう。

〜消防設備士免状の種類〜

・乙種:第7種

漏電火災警報器

・乙種:第6種

消火器

・甲種または乙種:第5種

金属製避難はしご、救助袋、緩降機

・甲種または乙種:第4種

自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備、共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備、特定小規模施設用自動火災報知設備、複合型居住施設用自動火災報知設備

・甲種または乙種:第3種

不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備

・甲種または乙種:第2種

泡消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備

・甲種または乙種:第1種

屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備、共同住宅用スプリンクラー設備

・甲種:第特類

特殊消防用設備等(従来の消防用設備等に代わり、総務大臣が当該消防用設備等と同等以上の性能があると認定した設備等)

独立を目指すなら、全て持っておいた方が間違いないのう。優先順位としては、乙種第6類の消火器、甲種または乙種第4種の火災報知設備はまず持っておいた方が良いから優先的に取得することをおすすめするぞ。

12.消防設備士の服装(身なり)

制服(作業服)を支給される会社もあれば、自分で用意して働く会社もあるぞ。

基本歩きっぱなしのため、クッション性のあるスニーカーを履く事も多く、現場によっては安全靴を履く場合もある。あとは寒さ対策と暑さ対策をキッチリしておくことが重要じゃな。

13.消防設備士で使うモノ

・ペン:フリクション(消せるボールペン)がおすすめじゃな。何種類かカラーを用意しておいたほうがマスト。

・ドライバー:プラスとマイナス

・懐中電灯:暗い場所に火災報知設備がある場合などに使用する。必須じゃな。

・手袋:消火器などは年数が経っているのものなんかは、経年の汚れやホコリがついている事も多い。手を保護するためにも持っておいた方が良いぞ。

・モンキーレンチ:ポンプ類を扱う時にしようすることが多いぞ

・ニッパー:火災報知器を交換する際などに電線を切ったりする事もあるから持っておいた方が良い。

・ひっぱり(業界用語):これは、非常口や階段などについている蛍光灯のチェックをする際にしようする道具なのじゃが、言わば高いところの小さなフックをひっかけれる道具ならなんでも良い。

・ハケ:消火器のホコリを取ったり、細かな部分の清掃などに使えるミニほうきと捉えてもらって良い。ひとつあれば何かと使えるぞ。

ざっというとこんなところじゃが、人によっては小さなドライバーを持っていたり、現場によっては安全帯が必要な時もある。

14.消防設備士の先にあるもの

アルバイトから入って社員になるものも少なくない。その先といえば頑張り次第で独立もできるし、何より 70歳代でも現役の方もいるので長く活躍できるお仕事といえるぞ。

  • ・アルバイト
  • ・社員
  • ・現場責任者
  • ・現場経験後→営業
  • ・管理職
  • ・独立
  • など・・・

15.消防設備士はどのように社会に人に貢献できるか

やはり火災緊急時に人を守ることに繋がるというところじゃ。様々な設備の点検を通して、緊急時に正常に作動し、安全に使用でき、安全に避難できるように日々貢献している。

16.消防設備士に就職するには?

アルバイトからのスタートで正社員になる人も多数おるぞ。

未経験から正社員での募集しているところも結構ある

あとは、会社によって持っている案件が異なるので、日勤の仕事が多い会社や、夜間の仕事が多い会社もある。また会社によって働き方や考え方が異なる部分も多いので、自分はどのような働き方があっているのか、自分はどのような会社で働きたいのか、会社の特性を調べてから応募する方が良いぞ。

さてさて、今回は消防設備士の仕事について紹介してきたがどうじゃったかのう。

日勤や夜勤の仕事もある本歩きっぱなしのことが多いので体力も必要じゃ。しかし、人の安全のためになり、結果人を助けられるやりがいのある仕事といえよう。

感謝されたり、ありがとうをもらえたり。

さらに、スタッフ同士のチームワークが大切で、大変な現場を乗り越えた時の達成感は計りしれん。

そして、長く働くことができることができるぞ。

消防設備士というのは本当に様々な建物へと出動する。それゆえ正直、暗い・臭い・キツイなど現場によっては色んな場所がある。しかしそれ以上に達成や、やりがいを感じれる素晴らしい仕事じゃ。

そして、伝え忘れていたが男性が多いのも事実じゃが、実は女性も活躍できる仕事でもあるぞ。

さっ、わしもそろそろ出発の準備でもするかのう。

フォッフォッフォッ!!